自分史を楽しむ

今年の「自分史白書2020」の企画を議論する中で、もっと自分史を楽しめるものにしたいとの話題が上がった。結果の提案は白書をご覧いただくとして、この議論の中で私が思いついた、自分史そのもの、あるいは自分史づくりの楽しみを書き出してみた。

書くを楽しむ : 書くことは楽しくもあり、苦しくもあるが、読者の反応を考えながら書くと結構楽しいものである。

読むを楽しむ : 谷が深いほど山は高く見える。逆境を乗り越えた先の物語は感動を呼ぶ。筋書のしっかりした自分史は読んで楽しく、勉強にもなる。

見(観)るを楽しむ : 製本版では挿絵や挿入された写真、アルバム・スライド自分史は画面を観ること自体が楽しい。若いころは素敵だったねと言われて悪い気がする人は少ない(へそ曲がりの人はじゃあ今はと突っ込んでくるのも楽しいやりとりとなる)。写真や動画は瞬時にその時間と空間に移動するタイムマシンだ。

一人で楽しむ : 一人で静かに人生を振り返る時間を持つことが楽しい。他の人の自分史を静かに読むのも楽しい時間である。

みんなで楽しむ : 冒頭の白書の議論で生まれたのが、みんなで楽しむ自分史。テーマを決めてみんなで書いてコメントしあうとすごく楽しいことが分かった。リレーの様に同じテーマ(バトン)で前の人の自分史を読んで、自分の場合はと繋いでいくことの楽しさを知った。

取材を楽しむ : 今年の白書では近所を散歩して発見したことを綴る楽しさが提案されている。親の生誕地を回ってみて時間と空間の相違と流れを感じる楽さを経験した。

自分史にはもっともっと楽しいことがあるかもしれないとこれからもこんな発見を大事にしたい。

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