第3ステップ:素材の探索と整理

この講座で扱うフォトブック自分史などで最も重要なのは言うまでもなく「写真」です。
古いプリント写真から、最近デジカメで撮った最新の写真までが対象となります。

プリント写真を整理し、デジタル化により整頓する方法はこのサイトの「写真整理講座」で手順までを含めて詳しく述べました。

想定する読者にも寄りますが、読んで、見て楽しい自分史とするには、整頓した写真をそのままフォトブックなどにして自分史とするのではなくて、ページ構成やストリー性さらには各時代の社会での出来事までも交えて自分史として制作するのが良いと思います。

何度も繰り返しますが、この講座で扱うのは「写真」や「映像」です。

「写真」以外にも、自分史制作の素材としては「観劇チケット」「旅行先の案内チラシ」や「切符」など、さらにはお友達や家族との思い出の「ハガキ」「手紙」「日記帳」などを織り込む事で思いがさらに広がると思います。
家の中に思い出として残しておいたこれらの品々も自分史の素材として、この際ToRiZoを使ってスキャンをしてデジタル化しておく事をお勧めします。

さらに社会に関する写真などはインターネット上で探索すると、古い昔の写真などを入手することも可能でしょう。
ただしこれらの流用は著作権保護により個人的使用や非営利に限られていることを忘れてはなりません。
ここ数年自分史で話題となっている朝日新聞社のサービス「朝日自分史」では、朝日が所有する事件や社会事象のアーカイブ画像を使う事ができる様ですので、利用価値が高いサービスと言えると思います。

昔住んでいた場所の近辺の地図を描き、地図上に思い出を書き込んで行く「マッピング自分史」を提唱しているのは、自分史活用推進協議会の前田理事長です。
小学校に登校する通学路ではどんな事で道草したでしょうか?
近所の駄菓子屋さんではどんなお菓子やおもちゃを買ったのでしょう?
昔の事を想起する手法として優れたものであると思いますので、皆さんも書いてみる事をお勧めします。

昔の「写真」や「動画」に現在の同じ場所のそれらを重ね合せてみると一味違ったフォトブック自分史とすることができます。
そのためには、昔暮らしていた場所へ行って、現在の写真や動画を撮る取材も必要になります。

頭だけでなく体を使った自分史制作に元気に取り組みましょう。