自分史の書き方・作り方(第3回)
自分史活用推進協議会 推薦図書に “チョイ上の自分史を書こう!”があります。
この本の中で著者の野見山氏は、「基本は6w2h」と述べています。
who(誰が):原稿を書く人は誰か?
where(どこで):制作の拠点をどこにするか?
when(いつ):どんなスケジュールで進めるか?
what(何を):どんな形態の自分史をつくるのか?
why(なぜ):なぜ自分史をつくるのか?
how(どのように):どんな方法でつくるのか?
の5w1hに、
whom(誰に):誰に読んでもらいたいか?(観てもらいたいか?)
how much(いくらで):費用はいくらかけるのか?
を追加する必要があると言います。
これらで構成される全体企画が出来栄えを大きく左右しますので、なるべく具体的に、この段階で時間をかけて考え企画書にまとめるのが良いと思います。
自分史制作の6ステップ
第1ステップ:つくりたい自分史のイメージを固める
これから本講座で皆さんと一緒に制作を進める自分史は、フォト自分史と呼ぶべきものを対象にしていますので、フォトアルバム、スライドショーやムービーの形態をイメージしてください。
第2ステップ:人生年表をつくる
全体のシナリオを作り上げるのに必要なのが今までの半生を綴った年表です。
西暦や和暦、その年に何があったのかなどを年表としてまとめ上げておきましょう。
第3ステップ:素材の探索と整理
これは勿論過去に撮りためてきた写真そのものと整理です。
写真整理が済んでいない方は、本HPに写真整理講座がありますので、そちらに従って素材としての写真を整理しましょう。
第4ステップ:構成を検討する
文書作成に必須の工程である“プロット(構成)”つくりに相当します。
写真でタグ付けをした登場人物の関係図、あるいは家系図などもまとめながら、テーマを絞り込む事により観る人に感動を与える自分史となります。
単に写真を時系列に並べるだけでは自分史とは呼べないのではないでしょうか?
第5ステップ:取材をする
テーマが決まったら必ずと言ってよいほど今までに撮りためた写真だけでは感動する作品にする仕上げる事はできない事に気づくはずです。
この不足を埋める写真やムービーの追加撮影、場合によっては関連する人への聞き込みも必要となる事があります。
第6ステップ:アルバム、スライドショー、ムービーの制作
全てがPCを使った作業となります。
この講座ではMicrosoft Office を搭載したWindows PCとフリーで入手できるアプリケーションを使って様々な形態のフォト自分史制作手順を説明していきます。
次回からは上の6ステップに従って、順次詳しく進めていきます。