「人生物語」には筋書があります。
「筋書」とは人生で起こった一つ一つの出来事(点の集まり)を結ぶ線です。
あなたが今このページを見ているのは何かの出来事からのつながりがりがあるからです。
私がこの記事を書いているのも過去のある出来事から、自分史に興味を持ち、自分史活用アドバイザーになり、自分史づくりの楽しさを皆さんに知ってもらいたい。楽しさを感じ喜びを多くの方と共有したいとの思いに至ったからです。
人生物語づくりはこの点と点を結んで行くことなのです。
この考えはアップルの創業者であるスティーブ・ジョブズが2005年にスタンフォード大学の卒業式のスピーチで述べたものです。
ジョブズは自己の創業したアップルを追われた後、1996年に経営不振となった同社に復帰し、立て直しに成功、2000年には再びCEOとなりました。2003年にはすい臓がんを経験し、その後の2005年のスピーチなのです。さらに、その後 iPhone で市場を独占し2011年に死去したことを思うとき実に感動を呼ぶ内容であり、価値ある永遠のスピーチとして語り継がれています。
自分史活用推進協議会でもこのスピーチは自分史づくりに大いに参考とすべきものであると機会をとらえては紹介しています。
Youtubeに字幕付きで掲載されていますので、是非ともご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=XQB3H6I8t_4
「あなたの人生物語」は人生の記録ではありません。過去の出来事(事実)に対するあなたの記憶を元に、人生を一貫した筋のある物語として再構築したものです。
そうしてはじめて、自分を知り、やりたいこと・やり残したことを見つけ、以後の人生を生き生きと生き抜く力となり、読み手に感動を与える事ができるのです。
あなたのこれまでの人生をどのように振り返れば、「人生物語」とすることができるのでしょう?
このことについて皆さんと一緒に考えるのがこのコーナー「人生物語談義」です。