デジカメファイルのフォーマット(第5回)
まずいくつかの用語に関して簡単に説明します。
- JPEG(Joint Photographic Experts Group):ジェイペグと読みます。非可逆方式の静止画像圧縮ファイル形式です。人の目では認識、判別不可能な色の変化や明るさなどの情報を捨てることで全体のファイルサイズを小さく抑えています。非可逆とは捨てたデータを戻す事が不可能との意。
- TIFF(Tag Image File Format):ティフと読みます。可逆方式の静止画像圧縮ファイル形式です。JPEGとの違いは、情報を捨てることなく圧縮をかけていますので、その分ファイルサイズが大きくなります。
- RAW:ロウと読みます。RAWは日本語で“生”。光の3原色R(赤),G(緑),B(青)による生データで構成されたファイルです。 写真撮影後自由に露出を変化さることなどが可能ですが、カメラ各社により互換性がなく各社の専用ソフトで行います。
- Exif(Exchangeable Image File Format):イグジフと読みます。写真用のメタデータ(撮影日、カメラ名、露出条件など)を含むファイル形式で、画像形式であるJPEG, TIFF, JPEGXRに対応しています。
- サムネイル:オリジナル画像に対する縮小見本のこと。サムは親指、ネイルは爪で、親指の爪のように小さいという意味。
一般的にデジタルカメラで撮影された画像ファイルは、画像形式としてJPEGを採用し、撮影条件などの詳細情報をExif形式で付与したオリジナルと、縮小加工した画像見本サムネイルデータにより構成されています。
Windows® PC を使って、デジタルカメラで撮影した画像をみてみましょう。
Windows® Explorer でピクチュアファイルを開いた状態です。
<この例は Windows®8 搭載のタブレットPC内蔵カメラで撮影した画像です>
左上にはファイル名 WIN_20140603_165136.JPEG のサムネイルが表示されています。
このカメラはファイル名には撮影日と時間を採用しています。
左上のファイルを選択(マウスを移動して左クリック)すると、右のWindowにExifファイルの情報が表示されました。
最終的にはこのExifデータで管理する事となりますので概要を記憶しておいてください。
注)
Windows®はマイクロソフト社の商標です。
この記事はマイクロソフト社の許可を得て使用、掲示しております。